• Keiko

'A Conversation With...Metro-Ongen' (JP)

Metro-Ongen are an alternative rock band based in Tokyo, Japan. The band blend intricate shoegaze melodies with clever lyricism to create music that tackles a range of themes. Since forming back in 2002 the band have released three albums and their most recent EP titled 'Wrong World' features two brand new tracks 'Wrong World' and 'Strangers'. In this conversation, the band discuss their musical journey and career that spans nearly two decades and share the inspiration behind their latest EP.

こんにちは!メトロオンゲンさん、皆さんについて少し自己紹介をお願いします。

(Photo L→R)

Ryu: Guitarです。音楽は中学時代にギターに出会って以来ライフワークにしています。

Wakae: Bassを弾いています。

Fumi: DrumsとBacking vocalです。幼少期に父がコピーバンドでドラムを叩いていたんだけど、当時は私自身は人前で叩くのが恥ずかしくて、でも多少の影響はあったかな。大学の音楽サークルに入ってドラムを始めました。

MGT: VocalとSecond Guitarです。歌詞も書きます。寝ている時や歩いている時にメロディを作るのが習慣というか趣味です。



グループのメンバーの皆さんの出会いと結成のきっかけは何ですか?

MGT: 4人(Ryu, Wakae, Fumi, MGT)とも同じ大学の音楽サークルに入っていましたが、その時はそれぞれ別の事をやってました。2002年の大学卒業頃、僕(MGT)が作った宅録に返事をくれたレーベルがあったので、これを機会にバンドを組んで本格的に音楽をやろうとRyuを誘ってデモを作り始めました。その後Ryuの紹介で以前彼と同じバンドにいたFumiが入りました。Fumiは最初のスタジオをDrumオーディションだと勘違いして緊張したそうですが、スタジオに入るなり僕とRyuが説明もなしにレコーディング(しかもまだ聞いてもいない曲)を始めたので戸惑ったそうです。2010年頃、メトロオンゲン結成時から毎回ライブに来てくれていたWakaeがベースを弾けるので、もうファンをやめてベーシストとしてメンバーになって貰おうという話になり、今があるという感じです。


皆さんの音楽について教えてください。

Ryu: 演奏する僕らとリスナーの双方にとって違った世界への窓のようなものを目指しています。それがなければ出会わなかったであろう人間同士を結びつけるという現実的な意味でも、人の心の深くにあって日常生活では決して気づかない種類の世界への入り口というスピリチュアルな意味でも。


MGT: バンド自体はメロディのはっきりしたTalking Headsのようだと言われる事があります。またはShoegazeの音に童謡のようなメロディがくっついているとか。僕自身は自分で自分を慰める(consoleやsoothe)ためにずっと曲を作り続けてきた気がしますね。自分達でも良いと思える曲は、聴く度にいつも深く海の底に潜る感じがします。


主に影響を受けたアーティストは誰ですか?

Ryu: The Stone Roses。

Wakae: 好きなベースの感じ、であれば、54-71, massive attack など。

Fumi: The Stone Roses、Yo La Tengo、Modest Mouse、Belle and Sebastian。

MGT: 歌い方はMac McCaughan(Superchunk)とBrian Molko(Placebo)の影響。サウンドはUKのMa(d)chesterやBristol、Glasgow music cultureの影響も大きいです。

最近リリースされたEP『Wrong World 』には『Wrong World』と『Strangers』の2曲が収録されてますが、この2曲の意味や背景について教えてください。

MGT:  実は『Wrong World』と『Strangers』もCOVID-19の前には完成していたんですけど、発売時期が現在の色々な世界のフラストレーションを意識したかのようなタイミングになってしまいましたね。

『Wrong World 』の歌詞のモチーフは、どの立場の人からもそれぞれの視点で「この世界は間違っている!」と責めたい部分はあると思うんですけど、その「それぞれの視点からの間違った世界」を全てゼロにしていった結果、結局すべてふっ飛んでなくなったというアイデアから出来ています。じゃああと1日でその“間違っていた世界”が全て消えるなら、あなたはその24時間で何をするのか?と。歌のキャラクターは、愛を伝える代わりに意地悪を言って別れてしまった人に最後にもう一度会いたくて家を飛び出すんですけど、彼女/彼がその人に会えたかどうかは歌からは分かりません。この物語はRyuが最初にスタジオで爆発するようなイントロリフを弾き始めた時点でなんとなく頭に浮かんでましたね。

『Strangers』はCOVID-19前後に、世界にナショナリズムやレイシズムの風が吹き始めた事に対して、凄くショックを受けて書いた曲です。RyuとFumiとWakaeがスタジオでこの曲の原型を触っている最中に、僕がドラムにエコーをかけた録音が残っていて、その警報のようなギターリズムとドラムの冷たいコンクリート的反響音が混ざったようなサウンドがカッコよく、ここから歌詞の方向性が生まれました。

人間は自身が「差別をしない」とか「排斥をやめよう」とかAction Giverな視点で呼びかけがちですが、「やられる側」の視点から呼びかける事は忘れがちだと思います。この歌の主人公はそんなかつての「Action Giver」がふとした世界のボタンのかけ違いから「Action Receiver」になった話です。この曲の感覚は前作「Eden」にある「Labyrinth」にも通じていて、ある集団Aがある集団Bを追い出す時に、なぜAとBに根源的な差があると信じるのか?集団A内のお互いに会ったこともない人間同士もStrangerではないのか?という疑問を書いています。

結局、人はみな互いがStrangerなのでは?それどころか、自分が自分自身にとって他者なのでは?という歌です。このアイデアはもちろん僕のオリジナルではなく、多くの哲学者や社会学者がすでにたくさん言っているものですけど。

前回リリースされた『Eden』や『In The Whale』と今回の2曲の違いはどのような所ですか?

MGT: 僕はサウンド面ではむしろ、In the whaleまでが違うと思っています。In the whaleまでは楽曲制作は自分達でやっていました。もちろん当時のレーベルの担当者も意見を言いましたが、音楽面で影響を受ける事は無かったです。

しかし、自分達でレーベルを起こした2011年のEden以降はずっとDavid Naughtonというレコーディングエンジニア兼プロデューサーと一緒に制作をやっています。もともとBelle and SebastianやTeenage Fan ClubのエンジニアTony Dooganのアシスタントとしてキャリアを始め、その後Neil Halstead(Slowdive)やSuede, Kylie Ann MinogueなどのエンジニアをUKやUSでやっていた人なのですが、日本に来た際に僕らと知り合い、一緒にスタジオに入るようになりました。

作曲段階はあくまでメトロオンゲンがやりますが、サウンドアレンジの方向性やミックスなど彼の存在はもうすでに第5のメンバーと言っても良いです。個人的に嬉しいのは、そのおかげでバンドサウンドのダイナミズムが年々激しく、分厚いレイヤーになっている点です。今回のEPは特に顕著だと思います。

また歌詞の世界観としてはIn The Whaleまでが若者の内向的Inmatureな視点を歌い、恋人と出会い子供が生まれるまでの人生の時間を歌ったEdenがYouthからMatureへと変化するProcessを、そしてここ最近のEPではその家族を力にしてついに目線が外の世界へ向いたのを感じます。その点ではLyric poetry (In The Whale)なものから、Epic poetry (Eden)、そしてよりTextureのはっきりしたReal Narrativeに移ってきたのが今作だと思います。

今回リリースされた曲のプロモーションビデオなどの予定はありますか?

MGT: 現在、頑張って作っています。Strangersはほぼできあがっているので、もうすぐ皆さんにお見せできると思います。Wrong Worldはこれから撮影の段階です。私の娘に主人公を演じてもらう予定です。


世界の何処でツアーを組んだり、ライブ演奏をしてみたいですか?

Ryu: UKはもちろん、どこだって行きたい。

Wakae: 台湾!台北、台中、高雄、そして台南にツアーをしたいです!

Fumi: UK!台湾、あとアメリカも!

MGT: L.Aと台北とか?この二つはいつもSpotify ReportでメトロオンゲンリスナーのTop Cityだから(笑)。UKなら憧れのManchesterやBristolに行って演奏してみたい。


ブログを読んでくださっている方々にお勧めの日本のアーティストは?

Wakae: HINOMARI、Analogfishです。

Fumi: ZOMBIE-CHANG、眉村ちあき、The Watanabes、HINOMARI。

今回のEP制作にコロナウィルスの影響がもたらしたものはありますか?

Ryu: EP制作自体にはあまり影響なかったです。それより新曲を作るためのスタジオに入りづらくなった事とライブが組めなくなった事が。。。

Fumi: 今回の制作、というよりはバンド活動そのものにかなり影響しましたね。ただ、リハーサルスタジオに入れない、メンバーに会えない、という期間があってそれがリモートセッションでの動画制作に繋がったというのはコロナあっての新しい試みとしては良かったかな、と。

MGT: 最初のフレーズやアイデアをベースにジャムセッションで作曲するスタイルなので、大きい音で演奏できない今の環境はつまらないですね。リモートセッションのYoutube配信もやっているけど、やはりスタジオの大きい音が一番楽しい。


今からバンドを結成しようと考えている人達にアドバイスをお願いします。

Ryu: メンバーそれぞれの好きな音を演奏し続けること。一人一人の音楽的嗜好や感性はどんなに似てても同じではあり得ず、唯一無二のユニークなものでそれが複数集まって演奏できたらその時点で奇跡。それをやり続けると、小説のキャラクターが勝手に物語世界を生き始めるのと同じように、バンドの音が勝手に自分の命を持ち始める。そうなったら奇跡以上の奇跡で、違った世界への窓になる。


MGT: 「中音を作りもせずに、外音を気にするな」

(*自分達のいつものスタジオサウンドをステージ内で再現する前に、客席側であーだこーだサウンドチェックをしても無意味だ、という意味)

これは下北沢のQueのエンジニア中村さんにキツく言われたアドバイスで、でもライブをする時には一番役に立つ言葉です。これは世界共通で役に立つはず。


今までに貰ったベスト・アドバイスは?

MGT: “メトロオンゲンは英語で歌わないほうが良いと思います”。笑。これはファンのコメントでときどきもらうアドバイスです。それでも歌詞に混ぜてますけど。


Check out Metro-Ongen's recent EP 'Wrong World' in the links above or hear the EP in full on my Spotify featured artists playlist (link in bio). And make sure to go follow Metro-Ongen on Spotify where you can find links to their socials: https://open.spotify.com/artist/3s6RXsrTX8LA8tbz8lkava?si=FfIes2jKR-uFKQF8cko5XQ

Finally, I wish to say a special thank you to Metro-Ongen for taking the time to answer my questions and for featuring on my blog!


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